


坂本龍馬は、多くの作品で描かれてきた歴史的英雄ですが、演じる俳優によってその人物像は大きく異なります。今回は、数ある龍馬役の中から 「原田芳雄」「福山雅治」「内野聖陽」 の3人をピックアップし、それぞれの特徴を比較しながら紹介します。
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“モノクロームの映像に刻まれた、最もリアルな龍馬”


原田芳雄が演じた龍馬は、他のどの作品とも異なる異質な存在感 を放っています。
1974年に公開された映画『龍馬暗殺』は、まるで幕末の肖像画がそのまま動き出したかのような、モノクロームの世界が特徴的。
映像はモノクロでありながら、逆にそれが妙なリアルさを生み、幕末の時代に迷い込んだかのような錯覚を起こさせます。
原田の龍馬は、カリスマというよりも 粗野で無頼な男。
暴力的で荒々しい言葉遣い、酒に酔い、怒り、時には笑いながらも、その背後には確固たる信念を持つ 一匹狼的な龍馬像 が映し出されます。
この作品の龍馬には、現代の「爽やかで英雄的な龍馬像」は皆無。
むしろ、死と隣り合わせの混乱した時代に生きる一人の男 のリアリティが強調されています。
モノクロ映像だからこそ、龍馬という存在の生々しさが際立ち、混沌とした幕末の雰囲気を色濃く感じさせる。
まさに、「最も幕末を生きた龍馬」と言っても過言ではありません。
✔ ポイント
• モノクロ映像が幕末の肖像画のようなリアル感を生む
• 暴力的で粗野な言動が、混乱期の幕末を体現
• 爽やかさゼロ、本能のままに生きるワイルドな龍馬
“現代的でクールな龍馬”


福山雅治が演じた龍馬は、知的で洗練されたカリスマ。
『龍馬伝』では、時代の流れを読み、戦略的に動く スマートなリーダー像 を強調。
爽やかで優しい語り口や、自然な土佐弁のセリフ回しが特徴で、多くの視聴者に親しまれました。
✔ ポイント
• 知的でスマートな龍馬
• 現代的なヒーロー像
• 親しみやすいカリスマ性
“侠気あふれる豪快な龍馬”


内野聖陽が演じた龍馬は、豪快で情に厚い熱血漢。
『JIN-仁-』では、医者・南方仁との友情を軸に、時代の変革に命を懸ける龍馬を熱演。
彼の龍馬は、力強いセリフ回しと豪快な演技が魅力 で、武骨ながらも愛嬌のあるキャラクターになっています。
✔ ポイント
• 豪快で侠気のある龍馬
• 熱いセリフと情に厚い人柄
• 迫力とユーモアの共存
1位:原田芳雄 – モノクロの映像に刻まれた「最もリアルな龍馬」
2位:福山雅治 – 現代的でクールな「戦略家龍馬」
3位:内野聖陽 – 侠気あふれる「豪快な龍馬」
坂本龍馬は、時代ごとに様々な解釈で描かれていますが、
「幕末の空気感を最もリアルに感じさせる龍馬」 としては、やはり 原田芳雄が圧倒的。
モノクロ映像の無機質な質感の中で、血と汗と泥にまみれた龍馬が息づく『龍馬暗殺』。
この映画を観れば、きっと幕末の混沌に 思いを馳せずにはいられない でしょう。
あなたにとっての「最高の坂本龍馬」は、誰ですか?